半サラ人生の勧め

給与所得者とは危険なポジション

私は法律家のはしくれとして、今まで、借金問題或いは労働問題に苦しむ、いろいろな方のお世話をさせて頂きました。
その中で感じたことは、サラリーマンというか、正社員、契約社員、派遣従業員、パート、アルバイト等に限らず、
給与所得者の方というのは非常に高いリスクにさらされているということです。
これを読んでいるあなたが、給与所得者であれば、自分の周りにどういうリスクがあるのか想いを巡らせて頂きたいと
思うのですが、会社の倒産、ボーナス・給与のカット、退職勧奨、不本意な人事異動、上司や部下そして同僚との軋轢、
セクハラ、パワハラ等…。枚挙にいとまはありません。

しかし、スパッと辞表を出して退職できる程の勇気も器量もない。
だから自分を騙し騙し、追い立てるようにして会社に行っているのというのが殆どの給与所得者の現状ではないでしょうか。
人間というものは弱い生き物でして、このようなマイナスのストレスに恒常的にさらされると、
身体や精神に異常を来たします。
だから、給与所得者というのは前述のように非常にリスクの高いポジションであるわけです。

このことは2008年10月のリーマンショックによって、さらに顕在化しました。
2008年は上場企業の倒産が33件もありましたから、今やもう、名高い国立大学を出ていても、
倒産、失業、マイホームの売却、ホームレスというのは不思議な話ではありません。

給与所得者のリスクヘッジとしての半サラ

ここで私がお勧めしているのが、給与所得以外に事業所得も得ていく生き方であります。
これを半サラ人生と言います。
脱サラではありません。脱サラは脱サラで危険です。
ビジネスの構築というのはそんなに甘くはない。
毎月、ある程度定額が支払われる給与と、それとは別に事業報酬を得ていく生き方こそが、
給与所得者である、あなたの身を守るのです。

しかし、会社に行きながら、事業を興すと言っても、ラーメン屋、喫茶店、ブティック経営等は店舗商売であり、
現実的ではありません。二足の草鞋は行き詰まり、すぐに倒産するのは目に見えています。
ネットオークションで家の中の余った物を売るというのも、まぁ小遣い程度にはなるかもしれませんが、
経費として認められるものに限界があり、個人事業主としての利益を享受出来かねます。
また、給与所得者の方には、株や外国為替証拠金取引で儲けている人も中にはいますが、大損を食らうことも多いのであり、
また、給与所得者の方は税引き後利益でしか、投資が出来ませんから、お勧めしません。

行政書士資格の驚異的活用法

そこで、私が提唱するのが、行政書士資格を用いた半サラ人生の実践であります。
行政書士や弁護士、司法書士といった、いわゆる「士業者」は仕入れが不要で、
工夫をすれば店舗や従業員も用意する必要がありません。ですから金融機関から会社の運転資金を借り入れ、
毎月の利払いに追われることもないのです。言うならば粗利100%のビジネスですから、倒産することはありません。
私は今まで、大きな借金を抱えて倒産した行政書士事務所を存じ上げません。

次に、我々「士業者」のメリットとして、経費が柔軟に認められるということです。
書籍や文具、パソコン、コピー機を購入した場合はもちろん、仕事で用いる車を購入したり、出張で上京し、
リッツカールトンに宿泊しても全て経費です。利益を圧縮し税金がそれだけ安くなるのです。
ネットオークションでお小遣いを稼ぐタイプの個人事業だと、こうはいきませんよね。

それから、我々「個人事業主」のメリッメリットとして、交際費の上限がない、ということが挙げられます。
法人は交際費に上限があるのですけどね。個人事業主にはない。だから、取引先の人と旅行に行っても、
接待のためにホテルのバーにボトルをキープしておいても、お中元やお歳暮も香典やお見舞いも全て経費です。

よく、私のところに、会社を作って欲しいと、個人事業主の方が来られますが、
会社なんてよっぽどのことが無い限りは作らない方がいいんです。
「起業=会社の設立」ではありません。
ですから、会社を作って欲しいと来て頂いた方の9割の方には、このような説明をして、再考を促しています。
(もっとも行政書士としては、依頼を頂いた方が売上アップになるのですが、本当にお客さんに喜んでもらいたいから、
徹底した説明責任の履行を心がけています。闇雲に会社の設立を勧める士業者は感心しませんね。)

ちょっと話が逸れましたが、経費が柔軟に認められるということはお分かりになりましたか?
お分かりになりましたか?ということは、半サラ人生を実践する上で、非常に重要です。
会社から頂いた給与は源泉徴収されている訳ですが、事業所得は赤字ですから、損益通算が可能でありますので、
既払いの税金が還付されるんですね。

これは、デカイですよ!夏冬に加えて春のボーナスです!

言い方を変えるなら、所得税ゼロの人生です。
半サラ人生の凄さは、まだまだ続きます。
他の人よりも年金を二倍もらう方法や、退職金を二度も、もらう方法など、驚異的な人生の裏技は枚挙にいとまがありません。

さらば会社よ!給与はもういらない

また、半サラ人生をきちんと実践することは、精神的退職を意味します。
上司が「君、課長に推薦してやろうか。」と言ってきても、
「いや、いろいろ忙しいので、ヒラで結構です。」と胸を張って言えます。
雀の涙みたいな役職手当をもらってもしょうがないですもんね。
会社はいつ沈没するか分からない、タイタニックみたいなものだという事を我々は、
この未曽有の雇用危機で学んだ筈ですから。

一生、お金に困らないライフデザイン

それから、半サラ人生の向こうには、三分の一サラ人生というのがあります。
ここまで来ると、景気の循環の波がどう振れようとも、評論家の予想に反して、今回の不況が長引いても、
アメリカ発の大不況の次は中国発の経済危機が訪れようとも、涼しい顔して、毎日を暮らしていけることでしょう。

続きは、半サラ起業ネット塾でお話をしたいと思います。

これを読んでくれたあなたが、行政書士試験に合格して、行政書士資格を使いこなし、
法律家として、起業家として、活躍され、そして安寧な人生を送られることを願ってやみません。