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目からウロコの 日本史・世界史

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目からウロコの日本史、世界史

PartI 公務員歴史系科目の勉強法

 の如く、粋な?表題を付けてしまいましたが、日本史や世界史といった一般教養科目は講師にとっては非常に教えにくい科目です。だって、高校の時にその科目を履修していない人から、常時偏差値70をキープ、自他ともに認める日本史オタク!!みたいな人まで、いろんなタイプの受講生がいるでしょ。法律系科目、経済系科目といった専門科目と違ってみんなのスタートラインがバラバラなわけです。まぁ、そんな感じなので、実際の講義では歴史科目を高校のとき履修していたけれども、そんなに得意じゃなかった、どちらかというと苦手科目だったという人を標準とした講義をしていきたいと思いますので、宜しく。

 じゃあ、歴史系科目を履修していなかった人や、履修していたけれども、メチャメチャ苦手だった人はどのような勉強方法を採ればいいのか、以下に歴史系科目タイプ別勉強法について述べてみたいと思います。

 ず、高校のときに歴史系科目を履修していて且つ、それを得意科目としていた人即ち、偏差値が65〜70程度で、大学受験において当該科目が得点源になっていた人。このような人は過去問及び問題集でもって昔日の勘を取戻して下さい。なお、必要に応じてアカデミーの参考書で要点を確認すること。それで十分でしょう。

 に高校のときに履修はしていたけれども、得意科目じゃなかった人。こういう人は、まずマンガを読んで下さい。日本史に関しては小学館の「日本の歴史」世界史に関しては集英社の「世界の歴史」がいいでしょう。それぞれ、全巻読破するのが望ましいでしょうねぇ。図書館で借りるなり、古本屋で購入するなりして下さい。そうそう、古本屋で全巻買って、合格したらまたそれを古本屋に売れは非常に経済的ですね。

 そんな感じでマンガを一回読んで、公務員初級の過去問を解きましょう。解けなかったら、今度は高校の時の教科書の該当箇所を読んで下さい。それを繰り返すうちに歴史系科目を得点源にすることができるでしょう。あ、別にマンガを先に読むんじゃなくて、教科書を先に読んでそれからマンガを読んでもOKですよ。

 は、高校の時に歴史系科目を履修していなかった、或いはそれらの科目がメチャメチャ苦手であるという人。こういう人はマンガと、教科書或いは参考書(高校の教科書が望ましいが、中学の時のでもOK)、それから資料集の三つを用意して下さい。これが歴史系科目学習の三種の神器です。全部、大手の書店で購入できますから、早めに購入しましょう。そんで、購入したら、まずマンガを読んで下さい。それから、資料集を参照しながら教科書を読んで、公務員初級の過去問を解きましよう。解けなかったら、またマンガを読んで、教科書に立ち返り、問題を解きましょう。この場合、最低でも3回はマンガを読んで下さい。まず、1回目読むときは、細部にとらわれずに歴史全体のイメージをつかむこと(平安時代と鎌倉時代どっちが先か云々、といった基本的なこと)を意識して下さい。2回目はそのイメージをより鮮明にすること(清教徒革命と名誉革命のどちらが先か云々、ということ)に意を注ぎ、3回目は細部にこだわって下さい(享保の改革と寛政の改革、天保の改革、それぞれどこが違うか云々ということ)。

 マンガ、教科書、資料集を有機的に用いて地道に過去問を潰していって下さい。講義では初級の過去問をまず潰しますので、講義をペースメーカーにしてマンガを読破していくのが良いでしょう。


PartII 歴史系科目の傾向と対策

 ず、日本史ですが、大体でるとこ、決まってます。江戸時代の3大改革、明治時代の不平等条約の改正、明治から大正の戦争を中心とした外交関係、この三点で50%を占めています。だから、直前期はこの3つに付いてまとめておけば、かなりの確立で得点できるということです。なぜ、この3つが出題されるか。それは問題が作り易いから。だって、5択の問題っていうのは選択肢を5つ作るわけでしょう。当たり前だけど…。例えば江戸時代の3大改革だったら、それぞれの改革でもう3つ選択肢が出来るやろ?ってな感じで選択肢が作り易いわけ。だから、よく出題されるんです。

 それから、最近は通史がよく出ます。「次の1から5までで、我国の歴史における土地政策について誤っているものはどれか。」みたいな問題が…。これも選択肢が作り易いから出題されるんでしょうけど、こういう問題は日本史の縦断的知識が要求されるから、比較的なおざりにされがちな、古代や中世に関しても気が抜けませんね。土地政策、政治機構、文化、外交関係に付いては通史がよく問われるので、古代から順にまとめておきましよう。

 て、世界史ですがこれも日本史と同様、16世紀以降の近・現代史が頻出であり、古代・中世に関する出題は比較的少ないです。但し、中国史については古代、中世も問われることがあります。地域別にみると、ヨーロッパ史、中国史、アメリカ史の順に出題されます。

 なお、世界史は日本史と違って縦の流れのみならず、横の流れ〈ナポレオンの時代、中国では何が起こっていたかということ)にも注意しなければなりません。16世紀から19世紀についてはイギリス史を中心に勉強し、フランス、ドイツ、アメリカ、アジアへと派生させていくこと。現代史においてはアメリカとソ連の関係を中心に勉強すること。また、中国史については土地制度と、内乱、謀反などについて問われますので注意が必要です。世界史は量が多いので、初学者の人は「木を見て森を見ず。」ということにならないよう、細部にこだわらずに、大局を押えるよう、心がけて下さい。

 

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