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行政書士合格・成功塾 メールマガジン
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受験生の皆さま

先日は、ご多忙の折に、講演会にお運び頂き有難うございました。
一部のみ受講された方、または二部から受講された方、様々な方がいらっしゃり、下記の文章を受講された全ての方にお配りする予定でしたが、当職の不手際もあり、一部の方にお渡し出来ていない状況であります。
恐れ入りますが、メルマガにて急ぎ、配信させて頂きます。
試験までの間に、先日お配りした予想問題と併せて、ご高覧頂きますよう、お願いを申し上げます。

試験まで、残すところ、二日となりました。皆さんがベストを尽くされんことを衷心より願っております。

2009年度 行政書士本試験の受験にあたって

こんにちは。行政書士の森江大蔵です。あなたが、2009年度行政書士試験を受験されるにあたって、僭越ながら、予想問題をお送りします。試験までの間の勉強の指針にして頂ければ嬉しいです。但し、あくまで私の独断での予想でありますので、外れる可能性も否めず、当たればラッキー、外れても怒らないで下さい(ペコリ)。

なお、掲載する問題は単純な殆ど正誤問題ばかりで、組み合わせ問題や個数問題はあまり掲載していません。これは試験までの短時間において、知識の再確認を行ってもらうためです。ですから、「本試験では、組み合わせ問題や、個数問題ばかりが出て、単純な正誤問題は出ていないじゃないか!」というクレームも勘弁して下さい(汗)。

注意事項はこれくらいにして、早速本題ですが平成20年においては、二つの重要な判例が最高裁の大法廷で出されました。4番の問題における婚外子国籍訴訟と、18番の問題における行政計画におけるいわゆる、青写真判決を変更した判例です。試験までに再度、確認しておいて下さい。

それから、10番の問題ですが、衆議院の優越に関しては、現実の政治においては、2007年夏の参議院選挙の時から、いわゆる、ねじれ国会であり、衆議院の優越が強く意識され、今年の衆院選でも、ねじれの解消の有無が注目点の一つであった訳ですが、行政書士試験では近年出題されておりません。本試験問題が作成されたのが今夏であることに鑑みると、試験委員としては出題してみたい問題ではないかと思います。

同じように、本試験作成前の今春においては、定額給付金問題が世間を賑わせました。麻生内閣においては、定額給付金を補正予算に計上しても、定額給付金の根拠法がなかなか成立しないといったこともあり、予算と法律の不一致に関する問題も押さえておく必要があります。12番の問題ですね。なお、補正予算や定額給付金そのものについても、再度確認しておいて下さい。

また、昨年はアメリカの大統領選挙が、今年は衆院選がありましたから、選挙制度に関しても見直しをお願いします。13番の問題です。

環境問題に関しても世界共通の関心事ですので、出題の可能性は高いです。15番、一部5番の問題です。

裁判員制度が今年から始まりました。国民の常識として押さえておかなければなりません。3番の問題です。

1番の問題は平凡な問題ですが、補正解釈について、注意が必要です。

今年の教養試験の大ヤマは何と言っても、不況関連問題です。昨年から今年ほど、財政や金融の動向に人々が左右され、金利、失業率、消費者物価指数等が注目された年はありません。平時においては日銀、G7等はあまり見向きもされないのに、今般の不況においてはそうではなかったですね。2番、5番、6番、8番、14番です。問題には載っていませんが、日銀が行う3つの金融政策、或いは日銀短観、アメリカの中央銀行であるFRB、EUの中央銀行であるECB、それから、昨年から今年にかけて頻繁に開催された金融サミット等について確認しておいて下さい。また、時間に余裕があれば、アメリカの雇用統計、FOMCについても押さえておいて下さい。

ところで、行政書士は「街の法律家」と言われて久しいのですが、試験科目に刑法がありません。法律家を名乗る以上は、刑事告訴上の作成を業務として行う以上は、刑法や刑事訴訟法を試験科目に取り入れるべきであると良識のある方は考えているみたいですが、その観点からも17番のような、罪刑法定主義の問題は刑法的憲法の問題として出題される可能性があります。

7番や16番の問題は時間に余裕があれば、一瞥しておいて下さい。夫婦別姓の生活を送っている福島瑞穂氏が大臣に就任したことにも鑑み、16番のような問題はむしろ、来年の試験に出題される可能性が高いといえるかもしれません。

問題には掲載しませんでしたが、昨年は行政書士に行政手続法における聴聞の代理権が与えられました。そして、近い将来は行政不服審査法における不服申し立ての代理権も与えられるであると言われております。そういう観点からも、行政手続法、行政不服審査法からの出題の可能性は高いです。民法における代理、抵当権、相続も同様でしょう。

最後に
行政書士は近年、幾度にも渡る法改正を通じて、街の法律家としてその地位の確立、向上に努めて参りました。それに伴い、試験が難化傾向にあることも周知の事実です。行政書士が街の法律家であること、代理権を与えられていること、それは依頼人の利益を代弁し、依頼人の人生を預かり、依頼人の為に闘うことが期待されている証左であります。
試験は決して簡単ではありませんが、粘り強く自分と闘って下さい。行政書士試験はたまに変な問題が(特に教養試験で)出て、受験生を苦しめますが、司法試験のような相対評価ではなく、絶対評価の試験なので、頑張れば必ず報われます。
法律家として、代理人として依頼人の盾となり、時には刃となるために、今の苦労は買ってでも、しなければなりません。
月並みですが、頑張って下さい。応援しています。
また、どこかでお会い出来るのを楽しみにしています。
平成21年11月吉日
森江大蔵 拝

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塾長
行政書士 森江大蔵(徳島県行政書士会所属)

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