はじめまして。

現在、一橋大学に在職しています、北浜です。

採用自体は当時の国立大学徳島大学でした。その後、3年ほどしてボランティア休職を利用し、2年ほど、青年海外協力隊で中米のパナマでボランティア活動を行い、帰国し同大学へ復職。その後、文部科学省へ出向し、出産を機に現在の一橋大学にてお世話になっています。

思い起こせば、私が森江先生と出会った?(講義を受けた)のは、かれこれ10年も前になります。

私は、幼い頃からスポーツ馬鹿で、恥ずかしながら『受験勉強』というものを経験したことがありませんでした。正直、机に向かったのは、中間や期末テストの時くらいのものでした・・・。そんな私が公務員受験をした理由は、「女性でも結婚、出産しても仕事を続けたかった」という、ごくごく普通の理由からでした。大学をいったん卒業して(社会学部と言う、公務員試験には不利な出身・・)一度は民間会社に就職したものの、「長くは続けられないなぁ」と半年で見切りをつけ、藁にもすがる思いで、森江先生の講義を受け始めました。

失業保険を数ヶ月貰いながら、地道に予備校に通い始めたものの、法律は初めて聞く言葉ばかり。そして一番苦労したのは、一般教養の科目でした。受験を経験していない私にとっては、一般教養科目は他の受験生との差が大きく、専門科目より教養科目で差が出るといわれる公務員試験は私にとって、かなり大変なものでしたが、幸いにも予備校生活そのものは、毎日が本当に充実していました。それまで必死に勉強などしたことがなかった私にとって、知らないことを知るという面白さを公務員試験で知ることができたし、また同じような仲間(特に社会人経験者が多くいた)とも知り合うことができました、今でも仲間とはそれぞれ道は違ったものの、連絡をとりあったりします。(そのうちの一人が森江先生でしょうか?!)

さて、私の公務員試験ですが、結果的に1年目については筆記試験全滅・・・(国、地方、警察官あらゆる試験を受験)。やはり、私のようにこれまで机に向かったことすらない人には無理かなぁ・・と一年目の全試験が終わった秋頃、諦めようとしました。それほど公務員試験は甘くはない、場違いかなぁとも。しかし、しつこい性格の私は、あと1年だけ頑張って、それでもダメなら公務員は諦めようと決心しました。それからは予備校の夜間コースへ再び通い始め、昼間は勉強を兼ねて?法律事務所でアルバイトするという生活を続けました。講義では一年目と同じことを繰り返し聞いて、問題を解いて。分からないところは、すぐさま納得いくまで森江先生を追いかけていました(苦笑)。ここでもしつこいくらいに。。。

ここで私の勉強方法ですが、問題集を3回、4回・・と暗記するくらい同じ問題を解きました。また、確実に不得意な分野は潔く、捨てました。その代わり、確実に解ける問題は落とさないように自分のものにする、ということを心がけました。あとは、新聞の社説を毎日読む。森江先生のアドバイスは勉強方法を含めて忠実に聞く。そして、私の何よりの勉強方法は、『最後まで諦めない』という気持ちでした。

これは、公務員試験だけではなく、何にでも言えることだと私は常々思っています。

公務員試験はあくまでも就職試験です。資格試験のようでそうでもなく、また筆記試験に受かっても、面接試験で全滅する受験生も沢山います。また、仮に公務員試験に受かっても決してそれがゴールではなく、そこからがスタートでもあります。公務員試験は一つの通過点に過ぎないものです。

粘りにねばり、そしてしつこい性格が功を奏し?私は何とか2年目の受験で縁もあってか、無事に合格できましたが、それらは森江先生のおかげでした。

最後になりますが、受験生の皆さん、決して諦めないで下さい。

自分が納得いくまでとことん粘っていいと思います。

合格しても不合格になっても、自分が納得いくまで諦めないで下さい。

そして、何よりも、森江先生のアドバイスは忠実に・・・。

平成15年度国家公務員Ⅱ種試験 合格

平成15年10月 国立大学法人徳島大学採用

平成19年~平成21年 青年海外協力隊で休職

平成22年4月~平成24年3月 文部科学省へ出向

平成24年4月~ 一橋大学

現在、育児休暇中