鳴門の高校にファイナンスリテラシー(お金の教養)養成部の設置を提言します。
~若者が闇バイト、自己破産、多重債務者にならないように、更に物価高・インフレに負けないスキルを無料で伝授しつつ、更に鳴門市の税収を増やします~
僕は、弁護士、行政書士、司法書士をメンバーとする一般社団法人日本市民法務サポートの代表理事として、最も身近な街の法律家、行政書士として、多くの方のお金の問題をサポートさせて頂きました。
その中には、多重債務や、自己破産、投資詐欺でお困りの方も多くいらっしゃいました。借金を苦に農薬を飲んで自殺を図られた方もいらっしゃいました。誠に僭越ですが、そういった方々に共通することは、ファイナンスリテラシー(お金の教養)が無いか、低いということです。
例えばファイナンスリテラシーがレベル0の方は、多重債務や自己破産の危険をはらんでいます。給料日前に金欠になって、気安く消費者金融からお金を借りてしまう方が、その例です。目先のお金欲しさに闇バイトに応募する人もここに属します。
次にファイナンスリテラシーのレベルが1の方は、預貯金が出来るようになりますが、昨今のインフレに伴う物価高で苦しんでしまいます。また、コツコツと貯めた預貯金を、ファイナンスリテラシーが無いために、投資詐欺や、特殊詐欺に遭い、一瞬で無くしてしまう方もこちらの部類に入ります。
そして、ファイナンスリテラシーのレベルが2の人は、株式投資等でスマホ、タブレット端末、パソコンなどを触っているとお金を稼ぐことが出来ます。お金との距離感が変わって来ます。怪しい投資話が来ても、直ぐに見破ることが出来ます。
最後にファイナンスリテラシーのレベルが3の人は、お金の為に嫌な仕事をする、お金の為に嫌な取引先や上司に頭を下げるということが無くなります。また、自己資本比率70パーセント以上で起業出来ます。自己資本比率が70パーセントあれば、原則的にまず倒産することはありません。
僕は、鳴門の若い人たちが、ファイナンスリテラシーのレベルが2になるように、その手法を無料で伝授させて頂きたいと思います。1996年大学院生だったころから日本株のトレードをしています。2007年からは、外国為替証拠金取引、いわゆる FX を、2017年からは仮想通貨を、2020年からはアメリカ株をトレードしています。利回りは FX やアメリカ株では 10 パーセントを超えています。僭越ながら、これはプロのトレーダー級のレベルです。多分、僕は一生トレードを続けて行くと思います。トレードで勝つというか続けるコツは「無欲と勤勉」にあります。或いは、中国の戦略家である孫子の兵法である「風林火山」です。投資と投機は違います。多くの人はこの違いが分からずに大損をして退場していきます。
よく銀行さんや、証券会社さんが、「ここでこの銘柄を買っていたら儲かる。とか、この銘柄をここで、売っていれば儲かる」みたいな講演会をしていますが、タラレバの話は、初心者向けには良いかもしれません ( 笑 ) 若い人には、トレード1000本ノックとして、1000回デモトレードをして利回りが10パーセントになることを見届けて、本番に出て頂ければ利回り8パーセント程度に落ち着くと思います。
鳴門は田舎ですから、率直に言ってサラリーパーソンの給料が低いことは否めません。今はインフレで、都会の大企業では初任給30万円の時代ですから、若い人はどうしても都会へ仕事を求めます。しかし、鳴門で公務員や宅建士等の生業を得て、更に投資のスキルを身に着ければ、それは一生ものです。鳴門は給料は安いけど、物価も安いです。普通に働けば家も建てられます。投資のスキルを若い人が身に着けることが出来れば、「あ、無理に都会に出て行かなくても、鳴門でええやん!食べ物も美味しいし!」となってくれたら嬉しいです。今の僕がまさに、その境地です(笑)
鳴門の若い人に鳴門に定着、定住して貰う為に、人口流出を防ぐ為にも、若い人向けのファイナンスリテラシー養成部を鳴門の高校に創ることをご提案させて頂きたいと思います。そして、若い人に浸透して来たら、段階的に年齢が高い方も対象にさせて頂きたいと思います。
先の参議院議員選挙で、総理大臣の石破さんは国民に物価高対策として現金を給付すると言っていましたが、皆さんはどう思われましたか?失われた30年といわれたデフレの時代が終わり、もう既にインフレの時代に突入しているのです。物価は毎年上がるでしょう。政府は毎年現金給付をしてくれるのでしょうか?答えはもちろん、否です。
また、国民民主党は、103 万円の壁を破る、手取りを増やすと主張されていますが、仮に103 万円の壁を壊せば、目先の手取りは増えるかもしれませんが、税収は減ります。この国の借金の残高は 1300 兆円を超えています。国家財政は決して良いとはいえません。IMF もこの国の財政の悪さに注目しています。仮に国家財政が破綻すると、円が更に安くなり、物価が暴騰します。目先の手取りは増えますが、家計には焼け石に水です。この国の現役世代が、ファイナンスリテラシーを身に付けることこそが、手取りも増やすし、増税をせずに税収が増え、財政も安定することに繋がります。
( あ 、もちろん、103万円の壁を破ることを否定している訳ではないですよ。この人手不足の時代に、働きたいのに、働いたら逆に損をするという法制度は、ナンセンスです。僕も銀行員の時代に、午後3時になったら、帰ってしまうパートの女性を釈然としない気持ちで、見送っていました。もっと働きたい日本人の活力を大いに利用してこそ、日本人ファーストに繋がります。外国人労働者の力を借りるのは二の次です。)
なにせ30年ぶりのインフレですから、戸惑っている人が多いです。インフレ期には先ずは株が上がります。そして、その次は都市部の不動産や原材料価格の高騰に伴い、食料品等の生活必需品の価格が上がります。その後、都会の大企業の人件費が上がります。最後に上がるのは地方の中小零細企業の人件費です。地方の人件費が十分に上がるまでインフレが続けば良いですが、中途半端にインフレが終わって、またデフレに逆戻りしたら、鳴門のような地方は人口流出が顕著になり、目も当てられないことになります。我々は自己防衛をしなければなりません。それがファイナンスリテラシーを身に付けるということです。また、鳴門市民のファイナンスリテラシーが向上したら、大事なことなので何度も言いますが、増税せずに税収が増加するという副次的効果もあります。過去の常識にとらわれずに、異次元のことをしなければならないと、僕は思います。 鳴門で学んで、鳴門で稼ぎ、鳴門で暮らし、そして最後は鳴門の土になる。この仕組みを真剣に構築することが、若い人たちに鳴門を選んで貰い、鳴門の人口減少を食い止める肝になるでしょう。