5.鳴門市・命と健康の基本条例 (仮称)の制定を提言します。

 僕は、弁護士、行政書士、司法書士等をメンバーとする、一般社団法人 日本市民法務サポートの代表理事として、無料法務相談を2010年より、のべ数千人の方を対象に行って参りました。
 その中で、僕は生活困窮、不登校、介護疲れや、いじめ、パワハラ、セクハラ、モラハラなど様々な悩みを抱えた人々が現在の希薄になった人間関係の中で、孤立し、救いの声を上げることができないまま、そしてその声を周囲の人たちが拾うことが出来ないまま尊い命が失われたり、精神疾患に罹患される現状を目の当たりにしました。
 そうした現象は、都市化や生活様式の変化、核家族化などにより、地域での住民同士の関係性や家族内での繋がりに変化が起きていることが要因の一つになっているといえます。そしてその波は、私たちのまち鳴門市にも広がりつつあります。そうした今だからこそ、私たちは、昔ながらの鳴門の良さを思い出し、全世代における孤立化を防止するとともに、孤立する人を市民みんなで支え合い、助け合い、人と人との繋がりを大切にして、共に生きる昔ながらの地域づくりを再構築する必要に迫られています。ところで、人口は減少していますが、実は世帯数はそんなに減っていないという現実があります。全世帯の約3割が独り暮らし世帯のようです。
 このような見地から、孤独や孤立を防ぎつつ、人生100年時代に於ける市民の皆様の命と健康を守るための、「鳴門市・命と健康の基本条例」の制定を働きかけて参りたいと存じます。

独り暮らしの方を訪問 大津町矢倉の市営住宅にて
独り暮らしの方を訪問 大津町矢倉の市営住宅にて

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