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目からウロコの 政治学入門

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第14話 政治的無関心

一、 政治的無関心

★H.Dラズウェルは政治的無関心を[1]政治を意識しないか無縁だと捉える無政治的態度(伝統型と現代型に大別)、[2]脱政治的態度、[3]反政治的態度に分ける。

[1]−a 伝統型:伝統的身分秩序の中で、政治に関与するのは特定の階層のみだと考える。
[1]−b 現代型:高度に産業化された大衆消費社会において個人の無力感、疎外感、私生活への埋没などの理由により、政治的情報を有しながらも主体的行動を起こさない。
[2]脱政治的態度:現実の政治が自己の期待に反する結果として絶望し、または政治参加が挫折した結果として政治から引退して引きこもってしまう場合。
[3]反政治的態度:政治に関わらないことを宗教的、思想的信条としているケース。政治を否定するアナーキストがその典型。

二、 政治意識

1、 D.リースマン
※リースマンは現代社会において疎外された大衆の社会的性格(特徴)を歴史的に位置づけた。
[1]前近代=伝統志向型人間:伝統的な行動規範、道徳、慣習、宗教などに従って行動する。
[2]近代=内部志向型人間:自らの内面から湧き出る主体的理性的判断に従って行動する。
[3]現代=他人志向型人間:周囲をとりまく他者の動向を常に意識し、同調した行動をとろうとする。

2、 H.アイゼンク
※アイゼンクは政治的立場を二つの要因から説明し、転向現象を分析した。横軸はイデオロギー、縦軸は性格。

 

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