第4話 社会契約論
一、 社会契約論出現以前
ローマ・カトリック教会組織→王権樹立→「王権神授説」(ルイ14世に仕えたボシュエ、チャールズ1世に仕えたフィルマーが有名)の出現
二、 社会契約論の出現
絶対主義国家の論理的根拠を提供していた「王権神授説」に対して、リベラル・デモクラシーの立場から市民的自由を守るべき近代市民社会にふさわしい国家の形成を目指す理論である。
※市民革命によって絶対君主が居なくなったのに、何故、国家は残ってるのかな、国家と国民の関係はどのようなものなのかな、という問いに対する答えが社会契約論。
※ホッブス、ロック、ルソーといった三人の学者の主張の違いを理解しておく必要がある。
※市民革命が成功裏に終わると、観念論的性格をもつ社会契約論はその支持を失い、代わって、ベンサムやミルの功利主義が時代精神を担うことになる。
※ここら辺の話は一般教養においてもよく出題されます。